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IHI、福島県相馬市で持続性ある地産地消型スマートコミュニティ事業を開始

  • 2018年4月8日
  • エネクトニュース
「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」を開所
株式会社IHIは4月6日、福島県相馬市にて太陽光発電での電力地産地消実現と地域振興・発展への寄与を目的としたスマートコミュニティ事業を、同市の協力により開始し、4月4日に「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」の開所式を行ったと発表した。

この事業では、敷地面積54,000m2のセンター内に新設した出力1,600kWの太陽光発電電力を同市の下水処理場等へ送り、電力余剰分は、水電解水素製造装置にて効率良く水素を製造・貯蔵する実証事業と、電気ボイラで作った蒸気を貯蔵後に蒸気で下水処理場の汚泥を乾燥し減容・再資源化する実証事業に用いるという。

同事業の特長は、地産地消型エネルギーマネジメントシステムの導入により、太陽光発電での電力量変化に応じて、水電解水素製造装置と電気ボイラの負荷と、太陽光発電と大型蓄電池の充放電量の制御により、太陽光発電での発電量全量を一般送配電系統に回さずに地域で消費することとなる。

また同システムは、今後予想される分散電源型再エネの大量導入時にも、電力系統安定化に適用できるシステムとなる。

災害対応用に国内最大級の燃料電池発電設備を装備
そして製造・貯蔵した水素は、センター内での水素利用・エネルギーキャリア転換技術研究・実証試験等に使用する計画としていて、「水素を活用したCO2フリーの循環型地域社会創り」を同センターで実践していくとしている。

さらに災害対応用として、センター内に国内最大級の燃料電池発電設備(出力25kW)を装備し、災害時には最大420kWh(21日分の電力量に相当)の電力を、災害時の拠点となる「復興交流支援センター」に自営線で供給可能とのこと。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2018/other/

 

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