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中部電力の新奥泉水力発電所が運転開始

  • 2018年3月23日
  • エネクトニュース
奥泉ダムの河川維持流量を利用して320kW
中部電力株式会社(以下「中部電力」)は3月20日、同社の新奥泉水力発電所が営業運転を開始したと発表した。

発電所は中部電力が所有する奥泉ダムの河川維持流量を利用したもので、これまでダムが放流していた水を有効活用している。河川維持流量とはダムが生態系の保護、漁業、景観、流水の清潔さなどを維持するために確保する流量のことで、発電所の建設工事は2017年2月から進められていた。

新発電所は静岡県静岡市にあり、大井川水系の奥泉ダムに隣接する。発電出力は当初予定された290kWが320kWに変更され、年間の予想発電量は約130万kWh、一般家庭の消費電力量に換算して約420世帯分に相当する。

再エネの中でも安定的な水力発電の開発に注力
中部電力はエネルギー自給率の向上と温室効果ガス対策に貢献するため、再生可能エネルギーの開発を積極的に進めている。中でも発電量が安定的であることから、水力発電には大きな期待をかけている。

同社はこれからも計画的に既設水力発電所の改修を行って出力や発電量の向上を目指すとともに、一般水力や維持流量を利用した発電所の開発を進めていく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

中部電力 リリース
https://www.chuden.co.jp/

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