太陽光発電施設点検パッケージ「SOLAR CHECK」
株式会社ブイキューブロボティクスは2月13日、ドローンを用いた太陽光発電施設点検パッケージ「SOLAR CHECK（ソーラーチェック）」の提供を開始すると発表した。
このサービスでは、赤外線サーモグラフィカメラを搭載したドローンを、自動運行させて撮影した太陽光パネル画像について、人工知能を使って解析することで、作業効率を格段に向上させながら、短時間で異常パネル検出と点検結果レポートの提供ができるようになるとしている。
この手順は、発電所の太陽光パネル配置に合わせて、事前にドローンの航行ルートを設定し、これに沿ってドローンが自動航行しながら、搭載された赤外線サーモグラフィカメラで上空からパネルを撮影する。
次いで、保存されたパネル画像をクラウド上にアップロードすることで、ディープラーニングによる画像解析を自動的に開始し、ホットスポットの異常検知を行うもので、作成された点検結果レポートから、異常パネルとその発生場所が分かるという。
人手で約4日かけて点検していた2MW分を約15分で完了
なおサービス申込後に、運用に必要な初期設定とテスト撮影および研修を行うとし、2回目以降は導入企業側で簡単な操作で点検ができるようになるとのこと。
このサービスの特徴としては、太陽光パネル点検にはこれまで、1枚ごとの検査を人手で行う必要があったが、自動航行のドローンでスピーディに撮影することができる。このため、従来2MW分を人手で約4日かけて点検していたものが、約15分で完了するとしている。
また、太陽光パネルの角度に合わせてドローン撮影するため、これまでの点検では見落とすことがあったホットスポットなどの異常検知精度が向上することとなり、傾斜地など点検し難い場所でも柔軟に対応が可能という。
さらに、操作を簡易化・自動化することで、特別な技術を持たない点検スタッフでも、高頻度での点検が可能であるほか、点検結果の履歴も管理できるため、経年変化も把握できる。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
株式会社ブイキューブロボティクス プレスリリース
https://www.vc-robotics.com/news/solar-check.html
