中古の電池を集めてメガソーラーで有効利用
九州電力は5月27日、NExT-e Solutions株式会社(以下「NExT-eS」)、九電みらいエナジーと共同で、リチウムイオン電池リユースの実証事業に取り組むと発表した。
事業では、NExT-eSが独自に開発した電池パックを、トヨタ九州の宮田工場で電動フォークリフトに搭載して約1年間使用。その後、使用後の電池パックで定置用蓄電システムを構築し、大牟田メガソーラー発電所に設置、発電所の出力制御に活用する。
大牟田メガソーラーは出力3MWで、九州電力が2010年に運転開始し、現在では九電みらいエナジーの所有となっている。実証では中古の電池パックを集め、1MW規模の蓄電システムを構築する計画になっている。
NEDOの助成事業として、実証期間は2年
この実証事業は、NExT-eSが中心となったNEDOの助成事業であり、実証期間は2年間の予定。
3社は実証を通じてリユース蓄電池の性能やコストの確認を行い、安価でしかも資源の有効活用を可能にする蓄電池システムの構築を目指す。同時に、電力需給調整市場などにおける新たな事業やサービスを検討していく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
九州電力 リリース
http://www.kyuden.co.jp/press_h190527-1.html