第三者割当増資による資金調達を3月末に実施
次世代風力発電機「垂直軸型マグナス式風力発電機」を開発する株式会社チャレナジーは4月26日、第三者割当増資による資金調達を、この3月末に実施したと発表した。
今回の増資に当たって引受先となったのは、既存株主であるTHK株式会社と、新規株主となる第一生命保険株式会社、小橋工業株式会社、スカパーJSAT株式会社の全4社となり、資金調達の総額は、過去最大額の約5億円となる。
今回の資金調達分は、現時点にて沖縄県石垣島で実証実験を行っている定格出力10kW機の改良のほか、今年中にフィリピンで予定されている量産機の建設、および2020年の量産販売開始に向けたサプライチェーンの構築等に充てることとしている。
また、今回の出資は事業連携の強化も目的としていて、THK株式会社とは風車の中心部を担う軸受の製造のほか、量産体制の構築に向けた製造方法やコストダウンの検討を更に加速させる位置づけとなる。
災害時でも電力と通信を継続使用できる防災システムに
またスカパーJSAT株式会社とは、衛星通信との組み合わせにより、災害時でも電力と通信を継続使用できる防災システムとして、国内外で共同での販路拡大を目指すこととしている。
さらに、第一生命保険株式会社では、今投資はESG投資の中でも社会的課題を解決するとともに金銭的リターンを目指すインパクト投資だけでなく、同社物件への量産機導入も共同して検討を行っていくことになるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社チャレナジー プレスリリース
https://challenergy.com/news/cat7/00327.html