買取期間終了の余剰電力買取単価を8.00円/kWhと発表
関西電力株式会社は4月22日、売電開始後10年を経過し、この11月から買取期間が終了した太陽光発電については、引き続き余剰電力の買取りを行うとし、余剰電力買取単価を8.00円/kWhとすると発表した。
また、太陽光発電設備で発電した電力の自家消費拡大を検討する顧客には、蓄電・蓄熱機能を有する機器(蓄電池、エコキュート)の設置や、余剰電力を同社が預かるサービス「貯めトクサービス」についても提案する。
買取単価(見直しもあり得る)の契約期間は、買取期間終了翌日から翌年4月検針日の前日までとなり、以後は1年毎の自動更新となる。また、この対象エリアは、大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県のほか、兵庫・福井・岐阜・三重各県の一部としている。
また、現在の売電先が同社の場合は手続きの必要がなく、新しい買取単価で自動的に買取が継続されるが、同社以外の売電先の場合は手続きが必要という。
さらに、太陽光発電の自家消費拡大を検討する顧客には、電気を蓄電池に貯めるか、電気をエコキュートにお湯として貯める提案をする。
太陽光発電と連動し沸き上げ機能を備えたエコキュート
蓄電池に貯める場合は、停電時も含め必要な時に使えることとなり、希望顧客に対しては、蓄電池の販売・リースを行っているグループ会社の「かんでんEハウス」を同社が紹介する。
そしてエコキュートは、割安な夜間電力を活用してお湯を沸かせるため、光熱費を大きく削減できるという。
最近では、太陽光発電システムと連動し沸き上げ機能を備えたエコキュートが発売されていることから、太陽光の余剰電力活用でさらに経済的になるとし、給湯器買い替え者にはパートナーショップ等を紹介するとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
関西電力株式会社 プレスリリース
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2019/0422_2j.htmlプレスリリース添付資料
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2019/pdf/