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出光興産など3社、秋田県湯沢市での地熱発電所建設に向け環境アセスメントを開始

  • 2018年12月14日
  • エネクトニュース
地熱発電所建設へ向けた環境アセスメントの開始
出光興産株式会社と国際石油開発帝石株式会社および三井石油開発株式会社の3社は12月10日、秋田県湯沢市の小安(おやす)地域で共同調査を行ってきた地熱開発について、本格的な事業化推進を目的として環境アセスメントに着手したと発表した。

この調査は、2011年から独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の支援制度を活用し行ってきたもので、「計画段階環境配慮書」を、この12月7日付で経済産業大臣と秋田県知事および湯沢市長に送付したとのこと。

発電所の建設場所は、秋田県湯沢市皆瀬字小安奥山国有林内および皆瀬字鳥谷地内で、発電所名称は「かたつむり山発電所(仮称)」、発電出力は15,000kW級とし、2021年の着工と2024年の運転開始を予定している。

2011年の東日本大震災発生から、再エネ固定価格買取制度施行とともに国立・国定公園内での地熱開発規制緩和もあり、地熱発電は天候の影響を受けず安定した電力供給が見込めることから、全国各地で調査・開発が進められている。

二酸化炭素排出量抑制と電力安定供給に貢献
地下資源探査・井戸掘削・蒸気供給といった地熱開発のノウハウを有する3社は、共同して小安地域での噴出試験を含む地熱資源量と経済性評価等による事業化検討を行ってきたという。

そして今回、検討結果に基づき、本格的な事業化推進を目的に「小安地熱株式会社」を立ち上げ、地熱発電所新設計画の策定に至ったもの。

なお今後は、同地域にて二酸化炭素排出量抑制と電力安定供給に貢献するため、事業化に向けて地熱発電所建設を進めていくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

出光興産株式会社 プレスリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2018/181210.pdf

 

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