フィリピンでの取り組み、バイオガスを経て電力に
伊藤忠商事株式会社（以下「伊藤忠商事」）は12月13日、グループ傘下のドール・フィリピン社が、現地の発電業者とパイナップル残渣を用いたバイオマス発電に取り組むと発表した。
伊藤忠グループは情報・金融から住生活まで多様な商品やサービスを提供しており、「食料カンパニー」はそのうちの一つ。日本及びアジア向けに様々な食料原料を調達し、製造加工分野ではこれまで外国製だった日本向け商品の製造加工事業を行っている。
今回の取り組みでは現地のバイオマス発電業者が発電所を建設、ドール・フィリピン社は発電所にパイナップル残渣をバイオガスの原料として供給する。
2020年に完成の予定、以後16年間ガスと電力を供給
発電所は2020年に操業開始の予定で、以後16年間、ガスと電気を固定価格で供給する。伊藤忠商事はこの取り組みで環境負荷の低減とドール・フィリピン社の電力コストの削減を図る。
伊藤忠商事は「いざ、次世代商人へ」の副題で知られる中期経営計画の中で「エネルギーの最適な利用と供給」を掲げている。今回の取り組みはこれに合致するものであり、同社はこれらの事業を通じて循環型社会の構築に取り組んでいく方針だ
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
伊藤忠商事 リリース
https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2018/181213.html
