盛岡・日向地区では自社の電力需要の90%を自給
旭化成株式会社(以下「旭化成」)は11月12日、同社が宮崎県で有する五ヶ瀬川発電所を大幅に改修すると発表した。
旭化成は「健康で快適な生活」と「環境との共生」を目指し、自然環境に配慮して地域社会との共生・調和を図りつつ事業を進めている。同社の重要生産拠点である盛岡・日向地区では水力発電所を9カ所と火力発電所5カ所を有し、消費電力の90%を自給している。
中でも五ヶ瀬川系の発電所は合計出力が最大5万6840kW、水力発電所による電力自給の歴史は同社の創業時まで遡る。2012年からはバイオマス発電も開始し、9月には石炭火力発電所の天然ガス化を決定するなど、さらなる環境負荷の低減を図っている。
発電機の効率を高め出力増大、CO2排出量も削減
今回の改修は2019年10月に開始し、2021年10月に完成が予定されている。
1925年竣工の発電所の補修とともに発電機が高効率化され、出力は1万3500kWから1万4500kWに増大、年間約1.1万トンのCO2排出量削減効果が期待されている。
旭化成はこれからも環境に配慮した事業を続け、クリーンな環境エネルギー社会の実現に向けて積極的に貢献していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
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旭化成 リリース
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