全国6電力エリア対象のサービス
2019年8月9日、株式会社スマートテックは、固定価格での買取期間が2019年11月以降に順次終了する10kW未満の太陽光発電(卒FIT)を対象とした余剰電力買取サービス「スマートFIT」において、一部地域の買取価格を改定することを発表した。価格改定は発表同日から実施となる。
同社は総合エネルギー企業として、新電力の認定を取得、電力小売事業、太陽光・風力・バイオマス等のクリーンエネルギー事業やスマートハウス事業等を展開している。
「スマートFIT」は、2018年6月から開始したサービス。電力の買取実施は、東北、東京、中部、関西、中国、九州の6電力エリアが対象となっている。契約は2年間で原則2年目以降は1年ごとの更新となる。
また、発電量が正常かどうか、太陽光発電システムの発電状況を診断し、万が一異常が発生している恐れがある場合には知らせることで発電ロスの早期発見を行う「発電量見守り機能」を備えている。
価格改定は東京・東北エリアが対象
これまで同社は、過剰電力の買取価格についてエリアによらず一律で「1kWhあたり10円」と定めていたが、今回の価格改定により、東北・東京電力管轄地域は「1kWhあたり11.5円」となる。また、これまでに同サービスに申し込み済みの顧客も対象だ。それ以外のエリアについては、これまで通り「1kWhあたり10円」での買取となる。
他社の卒FIT後過剰電力の買取価格については、東京電力が1kWhあたり8.5円、東北電力は1kWhあたり9円での買取を発表しており、同社は価格における競争力を発揮する形となった。
同社は、電力買取サービス「スマートFIT」を通じて、買い取った卒FITとなる再生可能エネルギー由来の電力をRE100などの環境価値を証明する取り組みに活用し、再生可能エネルギーのさらなる普及を推進していく考えだ。
(画像はホームページより)
▼外部リンク
株式会社スマートテック プレスリリース
http://www.smart-tech.co.jp/documents/press_20190809.pdf