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竹中工務店 電力自由化対応のオフィス照明給電システム導入

  • 2019年7月11日
  • エネクトニュース
最先端のエネルギーマネジメントシステム
2019年7月3日株式会社竹中工務店は、独自開発のエネルギーマネジメントシステム「I.SEM」を利用した「I.SEM+DCPS(Direct Current Powered System)」を大阪市北区の栗原工業ビルに初導入したことを発表した。

「I.SEM」はエネルギーマネジメントのためのソフトシステムと、EVを含むマルチ電源を直流で統合し建物に供給するハードシステムにより構成される。建物の負荷予測から、それに基づいた空調などの運転を高精度・高効率で行うシステムだ。

マネジメント機能を、同社開発のクラウドを活用した情報プラットフォーム上に構築することで高速処理を行うことができ、また、パーソナル対応のデマンドレスポンスを負荷予測に加味することで、最先端のリアルタイム制御を実現している。

従来の電力ロスを改善
最近では、ビルで太陽光発電などの再生可能エネルギーと蓄電池を利用する電力需給システムが広がりを見せている。これらの電源は直流電力を供給し、多くの電気機器は直流電力によって動作する。しかし、ビルの配電網は一般的に交流であるため変換による電力ロスが生じていた。

「I.SEM」は蓄電池や太陽光発電等の電力を直流のまま取り込み、加えて電力自由化に対応したエネルギーマネジメント等を行うことで合理的なエネルギー利用を実現している。

同システムと直流電源の照明器具を組み合わせることで、従来生じていた変換ロスを定格時約10%低減することを可能にしたという。

今回このシステムが導入された栗原工業ビルは、その他様々な省CO2への取り組みにより、平成29年度第1回サステナブル建築物等先導事業「省CO2先導型」(国土交通省)の一般部門に採択されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社竹中工務店 プレスリリース
https://www.takenaka.co.jp/news/2019/07/01/index.html


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