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川崎重工が富士市のごみ処理発電所事業を受注

  • 2017年2月17日
  • エネクトニュース
少ない空気量で完全燃焼、有害物質を排出抑制
川崎重工株式会社(以下「川崎重工」)は2月15日、静岡県富士市から「新環境クリーンセンター整備運営事業」を受注したと発表した。この事業は設計から運営までを一貫して民間に委託する方式で、同社は地元企業数社と共同で事業にあたる。

今回の施設では少ない空気でごみを完全燃焼させる、川崎重工独自の焼却炉が用いられる。また複数の高度な排ガス処理装置を設置して有害物質の排出を抑制し、排ガス量の低減も実現する。

焼却炉には高温高圧ボイラと復水式蒸気タービンを組み合わせて発電を行い、施設の電力を賄うとともに余剰電力を売電する。さらに廃熱を温水の供給にも利用する。

1日あたり250tのごみを処理しリサイクルも
2020年9月に完成を予定されている施設では、1日あたり250tのごみをストーカ式焼却炉で処理すると同時にリサイクルも行う。施設完成後は川崎重工と株式会社シンキの特定共同企業体が20年間運営を担当する。

川崎重工はこの事業において、安全で安心できる施設として環境との調和や地域との融合を目指す方針だ。同社は今後も廃棄物処理で、多様化する環境問題やニーズに応えて積極的な活動を続けていきたいとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

川崎重工 リリース
https://www.khi.co.jp/news/detail/20170215_1.html

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