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東レら、CO2フリー社会の実現を目指して実証研究

  • 2016年11月7日
  • エネクトニュース
気象条件に左右されやすい再エネ発電の安定化を
東レ株式会社(以下「東レ」)、東京電力ホールディングス株式会社、株式会社東光高岳と山梨県は11月4日、水素を活用したCO2フリー社会の実現を目指して実証研究を行う協定を締結したと発表した。

P2Gシステムは、「Power to Gas」システムの通称。長期間の貯蔵や輸送が可能な水素の特徴を活かして、再生可能エネルギーで水素を発生させ貯蔵・利用する仕組み。再生可能エネルギーの発電が気象条件に影響を受けやすいことを補い、電力供給量を安定化させるシステムだ。水素による発電がCO2を排出しないことで、環境負担の低減に貢献する。

山梨県甲府市で太陽光発電を用いて水素を発生させる
今回の実証研究では、山梨県甲府市の米倉山で、太陽光発電による電力を利用したP2Gシステムを構築する。今年9月にNEDOの委託事業に採択され、具体的な検討に着手した。事業は来年6月に審査を受け技術開発フェーズへ移行し、2020年度末までの予定で実証研究を行っていく。

東レは全社的に取り組んでいる「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」の一環として、これからも持続可能な低炭素・循環型社会の実現を目指し、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献する方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東レ リリース
http://www.toray.co.jp/

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