省エネ・CO2削減に向けて異業種間で電力と熱の供給を
カルビー、キヤノン、久光製薬、東京ガス、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(以下「TGES」)の5社は、栃木県宇都宮市で電力や熱を供給するエネルギーセンターを建設する契約を締結したと8月25日に発表した。
このセンターの仮称は、「清原工業団地エネルギーセンター」。カルビー、キヤノン、久光製薬の3社が付近に所有する4工場3事業所に電力や熱を供給することを目的とし、東京ガス子会社のTGESが建設と運営にあたる。
内陸工業団地で異業種間の取り組みとしては国内初
センターの敷地面積は約2万平方メートルで、製造業3社に所属する7施設延べ約61万平方メートルに電力や熱を供給する予定。建設は今年10月からインフラ整備に着手、2019年1月の完成を目指している。3万kW級のガス発電施設を備え、約20%の節電と約20%のCO2排出量の削減が見込まれている。
今回の事業は省エネやCO2排出量削減に取り組むカルビーなど異業種3社が、ガスコージェネレーションシステムで実績のあるTGESと連携し、電力や熱の情報を共有して、単独では実現できないレベルの環境負荷低減を目指している。内陸工業団地では国内初の試みだという。
▼外部リンク
カルビー株式会社 リリース
http://www.calbee.co.jp/newsrelease/