発電事業者・小売電気事業者向けの保険
損保ジャパン日本興亜株式会社は、需給過不足と調達費用を補償する発電事業者・小売電気事業者向けの保険「電力安定供給費用保険」の販売を、2016年8月9日より開始することを発表した。
被災時や計画ミスによる電気の調達費用を補償
今回販売が開始された「電力安定供給費用保険」は、発電事業者・小売電気事業者を対象とした保険で、電力の調達費用や調達時にかかる追加発生費用などを補償するものとなっている。
具体的には、発電所が災害などにあって発電量が需要量を満たせない場合、発電事業者は他の発電事業者から発電コストより高額な費用で電気を調達する必要があり、大きな負担となっているが、今回の保険はこれを補償してくれる。
また、発電事業者と小売電気事業者は電力小売の全面自由化後より、30分単位で事前に定めた計画地に基づいた電力供給を行う必要があり、計画値から外れた場合はインバランス料金を送配電事業者に支払う必要があるが、これも補償してくれるとのことだ。
プランとしては、電気的・機械的事故のみを補償するAプラン、Aプランに加えて火災や風災、雪災や水災、その他突発的な事故などを補償するBプラン、Bプランに加えて、計画ミスを含むインバランスとその他不測かつ突発的な事由によるインバランスを補償するCプランが用意されている。
損保ジャパン日本興亜では、保険商品を提供することで電力事業者の経営を支援し、電力自由化に貢献していくとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
損保ジャパン日本興亜 プレスリリース(PDF)
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