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風車で命落とす野鳥がいること知って:日本野鳥の会がTシャツデザイン募集

  • 2017年5月14日
  • エネクトニュース
風力発電は設置場所によって野生生物に影響
日本野鳥の会は5月13日(土)、Tシャツデザインコンテスト「風力発電~風を使う鳥と人~」の募集を開始した。

風力発電は、自然にやさしくクリーンなエネルギーとして注目を集めている。地球温暖化により、広範にわたって生物多様性が失われることも危惧されており、風力発電といった代替エネルギーを適切に導入していくことが必要だ。

一方で、風力発電の設置場所によっては、野鳥をはじめとする野生生物に影響を及ぼすという事実は見落とされがちだ。

絶滅危惧種もバードストライクの犠牲に
風車のブレード(風の力を受ける羽根の部分)に野鳥が衝突死する「バードストライク」は、2001年から2015年3月までに少なくとも341羽が報告されている。

341羽のうち43羽がオジロワシで、他にも国の天然記念物であるオオワシや、全国に約500羽しか生息しないイヌワシといった絶滅危惧種が多く含まれている。これはたまたま見つかった件数であり、実際にはもっと多くの野鳥が犠牲になっているという。

同会はこれまでにも、風力発電所の設置場所についてアドバイスを行い、設置を避けた方がよい場所を示したマップを作成するといった活動を実施してきた。

最優秀賞作品はオリジナルTシャツとして販売
同コンテストでは、「風力発電~風を使う鳥と人~」をテーマに、風力発電と野鳥との関係を広く知ってもらうためのデザインを募集。

応募資格は不問で、同会会員以外も自由に応募することができる。応募締め切りは7月31日(月)(必着)。

JPEGファイルのオリジナルデータ(800KB程度以下のサイズ)を添付して、専用メールアドレス(design_boshu@wbsj.org)に送信すること。本文には、氏名、ペンネーム(任意)、デザインの説明、メールアドレス、郵便番号・住所、電話番号、年齢、職業、コンテストを知ったきっかけを明記する。

ただし、元データはIllustratorもしくはPhotoshopで作成、カラー設定はCMYKに設定のこと。

最優秀賞の作品は、2018年4月から、同会のオリジナルTシャツとして販売される。

(画像は日本野鳥の会ホームページより)


▼外部リンク

日本野鳥の会Tシャツデザインコンテスト ホームページ
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/c/t-shirt-contest2017

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