小中学校に太陽光発電施設等を設置
三重県の鈴鹿市で3月19日、「公共施設等先進的CO2排出削減対策モデル事業」の第1期工事完成式典が開催された。
同事業は、環境省の補助事業を活用し、既存の電力系統に依存しないエネルギーシステムの構築とCO2排出量および電気料金の抑制を行うもの。同市内の小中学校において、電力自由化への対応や再生可能エネルギーの導入、電力の自家消費などを進める。
2016年度は、同市内の小学校1校、中学校5校において、太陽光発電設備や蓄電池の整備、照明のLED化などを行った。
避難所となる小学校の防災機能向上も
式典が行われた稲生小学校では、20kWの太陽光発電設備と16.1kWhの蓄電池の整備、体育館照明のLED化などを実施。同校は災害時の避難所となることから、防災・減災に資することも期待される。
同事業の総工費は約32億5,000万円の見込み。このうち補助金額は約18億4,000万円で、市の負担額としては約14億1,000万円を計上している。
2018年度までに、市内の小学校30校と中学校10校に対してエアコンの設置や照明のLED化などを実施するほか、市内の遊休地に200kWの太陽光発電所を設置する予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鈴鹿市プレスリリース
http://www.city.suzuka.lg.jp/mass/files/405.html