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GSユアサのリチウムイオン電池が衛星軌道へ

  • 2017年12月30日
  • エネクトニュース
衛星が地球の陰に入るときに電力を供給
GSユアサグループ傘下の株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(以下「GYT」)は12月27日、種子島宇宙センターから去る12月23日に発射されたロケットには、同社製造のリチウムイオン電池が搭載されていたと発表した。

人工衛星は太陽電池で発電するが、地球の陰に入ると、太陽光があたらない期間がある。リチウムイオン電池はこの期間に電力を供給する機能がある。GYT製のリチウムイオン電池は今回、ロケット本体と搭載されていた観測衛星および試験機に採用された。

2003年の宇宙実証以来、多くの宇宙機に搭載
GYTは特殊用途の電池や電源の開発を手がけており、水深6500mの深海から上空3万6000kmの宇宙空間まで、特殊な環境で作動する高性能かつ高品質な電池を製造販売する。

同社の人工衛星用リチウムイオン電池は2003年に宇宙実証で打ち上げられて以来、国内外の多くの宇宙機に搭載されてきた。ロケット用のリチウムイオン電池は2006年に日本のロケットに採用されて以来、ロケットの制御系機器などの電力供給に使用されている。

GYTはこれからも高性能なリチウム電池の提供を通じて、宇宙開発事業に貢献していきたいとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GYT リリース
http://www.gs-yuasa.com/

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