2019年12月の商業運転開始を目指して
豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)は12月4日、関連会社の株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下「ユーラスエナジー」)とともに、エジプトで風力発電事業に参画すると発表した。
この事業はエジプトにおいては初の独立系風力発電事業であるという。豊田通商グループとフランスの発電事業者など計4社が協同出資で事業会社を設立し、発電所の建設から完工後20年の事業運営を行う。商業運転の開始は2019年12月になる見込み。
発電所には出力2.1MWの風力発電機を125基設置し、得られた電力はエジプト送電公社に売電する。
綿花貿易からエネルギー関係、経済発展に貢献
エジプトでは今後、電力需要が安定的に伸びることが予想されている。発電所の新設や拡張が進む中、同国政府はこれまでの火力発電偏重を改め、再生可能エネルギーの導入に力を入れている。
豊田通商は1922年に同国と綿花貿易を開始して以来、1990年代以降は発電や変電事業に関与してきた。今後はユーラスエナジーと協業でエジプトにおける安定的な電力供給に貢献し、再生可能エネルギーによる発電をグローバルに展開していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田通商 リリース
http://www.toyota-tsusho.com/