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変換効率37%も!日本の太陽光発電の進化

  • 2017年11月23日
  • エネクトニュース
世界をリードしてしのぎを削る日本企業
経済産業省資源エネルギー庁は11月21日、太陽光発電技術の進化に焦点を当てた特集記事を掲載した。

再生可能エネルギーの代表的な存在である太陽光発電で、もっとも普及しているシリコン系は、世界市場の90%以上を占めている。

このタイプにおける世界最高の交換率はセル単位で26.6%モジュール単位で24.4%、日本企業によって達成された。他にはドイツの研究所が開発した新構造の太陽電池が25.3%を記録している。

化合物系の太陽電池には「CIS系」と「III-V族」の2種類がある。「CIS系」にはフレキシブルな電池が作れる、大面積の電池を低コストで作れるなどの特徴がある。「III-V族」は性質の違う材料を組み合わせて異なる波長の光を吸収する。このタイプでも日本企業がセル変換効率で37.9%を実証している。

「塗る」新型の太陽光発電技術も日本人が開発
新しい素材を用いた太陽電池の研究も活発に行われており、最近注目されているのは「ペロブスカイト太陽電池」だ。2009年に桐蔭横浜大学の宮坂力(つとむ)教授が世界で初めて報告した。

有機無機ハイブリッドの材料を基盤に「塗るだけ」の電池はまだ研究段階にあるが、製造工程の簡易さから、圧倒的な低コストが実現可能と期待が寄せられている。また軽量化、曲面加工も可能なため、どんなものにでも太陽電池の設置が可能になる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

経済産業省 リリース
http://www.enecho.meti.go.jp/

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