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出光興産らが秋田県で地熱発電に向けて試験実施

  • 2017年11月8日
  • エネクトニュース
2012年から掘削した井戸の一つで仮噴気試験
出光興産株式会社(以下「出光興産」)は11月7日、国際石油開発帝石株式会社ならびに三井石油開発株式会社と共同で、地熱開発調査の一環として秋田県小安地域で仮噴気試験を実施したと発表した。

日本には世界の約10%の地熱資源が集中しており、地熱発電の開発には高いポテンシャルがあるといわれる。出光興産ら3社は地熱開発のノウハウを活かし、石油天然ガス・金属鉱物資源機構の助成を受けて、調査を進めてきた。

今回の試験は7号までの井戸のうち、2016年に掘削された6号で行われた。仮噴気試験は短期間で蒸気の噴出量や地下温度などさまざまなデータを収集して、井戸の詳細な検証作業を行うことを目的としている。

今後の調査結果をもとに次の段階への移行を決定
2011年に始まった調査は、第1段階の地表調査を終えた後、2012年から第2段階を開始して現在に至る。第2段階では地下構造や地熱の貯留状態を調査するための井戸を掘削し、近隣の温泉井で温泉水の温度、湧出量、化学成分をモニタリングしてきた。

第3段階の調査では試験井の掘削や生産・還元試験などが予定されているが、同段階への移行は、今回の試験結果および今後の調査結果をもとにして2017年度中に判断される。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

出光興産 リリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2017/171107.html

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