世界トップクラスの生産コストも実現
2016年6月1日、ソーラーフロンティア株式会社は、宮城県に建設した年産能力150MWとなる東北工場の商業生産を開始したことを明らかにした。
同工場にはより一層進化したCIS薄膜太陽電池の量産技術が導入され、ソーラーパネルを製造する。
2015年4月より稼動は開始していたが、これまで主力の国富工場品と比べて同等以上の製品を生産する体制づくりを行ってきた。その結果、MWあたりの生産に要する人員が2/3程度に削減され、また生産時間も1/3程度に短縮されたという。
従来品に比べ、出力低下防止、軽量化、防汚性向上を実現
CIS薄膜太陽電池は、従来より影の影響を受けにくいという特徴がある。
同工場で生産されるCIS薄膜太陽電池にはセンターリードが採用されており、パネルの一部に影がかかった場合の出力低下を更に少なくしている。また、軽量化、防汚性向上も実現し、システム設計の自由度や施工性の向上も織り込まれているとのこと。
同社によると、今夏は宮城県内に限定して受注を開始するが、その後販売エリアを順次拡大していく予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ソーラーフロンティア株式会社 プレスリリース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2016/C055973.html