「自己消費モデル」の確立を目的としたスマートコミュニティ技術実証事業
2016年5月31日、日立化成株式会社は、ドイツ連邦共和国にて太陽光発電パネル、蓄電池、インバーター、ヒートポンプ、各種センサーとHEMS(Home Energy Management System)を組み合わせたシステムの実証運転を開始したことを明らかにした。
同システムは、2015年7月から同社が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構からの委託により進めているスマートコミュニティ技術実証事業の一環だ。
5月30日にはドイツ・シュパイヤー市で運転開始式が行われ、事業関係者とともに市長、現地メディアらが出席した。
2018年3月まで運転し、その効果を評価
この事業は、太陽光発電した電力を地産地消するとともに、エネルギーコストを低減できる「自己消費モデル」の確立を目的としている。
同社は2015年からシステムの設計・製造などを進め、入出力・サイクル寿命特性に優れる定置型リチウムイオン電池の設置とともに、太陽光発電パネルや蓄電システムを含めた実証システム全体を最適に制御するHEMSを構築した。
このシステムは2018年3月まで実際の生活のなかで運転され、その後、効果が評価される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立化成株式会社 プレスリリース
http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/