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静岡・三島の名店「うなぎ 桜家」で清流が生み出す贅沢なうなぎ重箱をいただきに♪

  • 2024年9月10日
  • ことりっぷ


三島市は各所に富士山の伏流水が湧き出し、街中を流れるきれいなせせらぎは市民憩いの場としても親しまれています。そんな伏流水の恵は、三島グルメの代表格「三島うなぎ」にも生かされています。連日多くの客で賑わう三島うなぎの代表店「うなぎ 桜家」で、自慢の味を楽しみましょう。
伊豆箱根鉄道三島広小路駅からすぐの場所にある「うなぎ 桜家」。店のわきの源兵衛川沿いには、食事時になると多くの人が順番を待つ姿が見られる、人気のうなぎ料理専門店です。
創業は安政3(1856)年。店内は歴史を感じさせる重厚な造りで、老舗の風格が感じられます。
うなぎの産地ではない三島が、なぜ「三島うなぎ」として知られるようになったのでしょう。
その理由は、街中に湧きだす富士山の伏流水にあります。
伏流水にうなぎを3~4日さらすことで臭みが抜け、さらに余分な脂肪分を燃焼させることもできるそう。冷たい水で身を引き締めることで、ふっくらした食感と食べ応え、両方が楽しめるようになるといいます。
「裂き三年、串うち八年、焼き一生」といわれるうなぎ料理。どんなにうなぎの身の状態が良くても、それを活かせる職人技がなければ魅力は引き出せません。
桜家では、銅製のせいろで蒸した後、1200℃にもなるというウバメガシの備長炭でしっかりと焼き上げます。その際、天候などにより変化する焼け具合を、うちわの微妙な加減で常に同じ仕上がりになるようにするのが職人技。長年積み上げてきた経験からの見極めが必要とされます。
また、たれもお店の味を左右する大切なポイント。桜家のたれは長年継ぎ足してきた家伝のもの。甘さを控え、うなぎの風味を引き立てる味わいです。
「うなぎ重箱」のふたを開けると香ばしい香りが広がり、照りつやのある蒲焼が存在感たっぷり。
箸でスッとほぐれるほど身はふっくらやわらか。ほどけるような食感で、口の中にうなぎの風味が広がります。すっきりとしたたれで、最後まで飽きることなく食べ進められるので、うなぎ好きなら1匹半や2匹を注文してもいいかもしれません。
蒲焼以外にもうまきや白焼きなどのメニューがそろいます。そのどれもが繊細で印象に残る味わい。一品料理はもちろん、コース料理でもいただくことができるので、じっくり味わってみてはどうでしょう。
うなぎを知り尽くした専門店ならではのこだわりで、一口ごとに期待感が高まるうなぎ料理を楽しめました。
三島市内にはほかにもうなぎ料理を提供する店が多数あります。
それぞれのお店の味の違いを食べ比べするのも、三島の楽しみ方のひとつです。

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