初夏のみずみずしい新緑が心地よい5月。鉄板調理によるちょっと特別な朝食メニューを終日楽しめるカフェ「プルミエメ（PREMIER MAI）」が代々木公園にオープンしました。トーストメニューを中心に、普段とは違った新しい食べ方を体験することができる人気の奥渋エリアのカフェで、一日の「はじまり」にふさわしい朝ごはんを食べに出かけてみませんか。
東京メトロ千代田線代々木公園駅より徒歩1分。駅前の大通りを一歩入った路地裏の雑居ビルに、看板をあげずひっそりと営業する「プルミエメ」が、5月1日にオープンしました。
メニューコンセプトは「ちょっとよそゆきの朝ごはん」。トースターやオーブンでは出せない格別な味わいを、カウンター席の目の前に据えた鉄板で調理して提供する朝食メニューを一日を通して楽しめます。
ビルの階段を2階に上がった先の重厚なドアを開けると、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の空間が広がります。淡い緑を基調とする店内は、おひとりさまでも気軽に利用できるカウンター席や、間隔を開けてゆったり過ごすことができるテーブル席。奥には有料の個室席があり、大切な方との食事や打ち合わせに利用することができます。（個室は予約制）
お店のメニューはオンライン表示。支払いはクレジットカードや電子マネー、pay payなどのキャッシュレスのみ。メニューは、ショップカード裏のQRコードから読み取ってみてください。
「プルミエメ」を訪れたらぜひ食べていただきたいのが、フランスで親しまれている定番朝ごはんをアレンジした「ムイエットプレート 」。ムイエットとは、細長くカットしたパンのこと。とろとろの半熟卵にパンをディップしていただくのがフランス流なのだそう。
5年間フランス滞在の経験がある店舗オーナーのすず。さんが、滞在中に出会って日本でも食べることができたらと、メニューに取り入れたのだそう。
清瀬に本店がある高級食パン専門店「考えた人すごいわ」の食パンを使用し、パンやベーコン、野菜を、鉄板でじっくり焼き上げて出来立てを提供。エッグシェルカッターで2つの半熟卵をカットすることを楽しめるのがポイントです。トロリとした卵に、スティック状にカットしたパンをディップして食べてみて。
卵はミニスプーンで混ぜて食べ比べたり、野菜に絡めたり好きな食べ方をアレンジしてみるのも。素材の味をいかしたデリや、原木ベーコン、リトアニアのデュカスチーズとともにフランスの朝食の雰囲気を味わってみてください。
朝食時間だけではなく、ランチなどの食事としてもおすすめのメニューは「白い鉄板オムレツプレート」。注文後に鉄板でオムレツを作ってトーストにのせたオープンサンドスタイルのメニューです。卵は、お米を食べて育った鳥の卵を使用。焼くと真っ白なオムレツの仕上がりに。
グラナパダーノを混ぜたホワイトチーズソースとシンプルな卵の味は相性抜群です。ビーツを混ぜ込んだマッシュポテトや雑穀、人参のマリネと一緒に食べてみて。
トーストを味わった後にデザートはいかが。「季節のロングミルフィーユ」は、22センチのパイに自家製カスタードと生クリームをサンドした「プルミエメ」オリジナルメニューです。
トッピングのフルーツは季節毎に変わり、今の季節は山形産さくらんぼ。入荷状況によりチェリーの品種が変わる場合もあります。サクサクのパイは軽い食感。食後にコーヒーや紅茶と一緒にどうぞ。
ドリンクメニューは、コーヒーや紅茶など豊富に揃います。その中で特に人気なのが「有機抹茶クリームソーダ」。シロップの代わりに抹茶を使用しているのがポイント。オーダー後に抹茶を点ててからソーダを注いで提供するのがこだわりです。
まんまる球体のフォルムがキュートなアイスは、同じ代々木公園にお店を構える「fun. ice！（ファンアイス）」の自家製ジェラート。季節により不知火 （しらぬい ）、湘南ゴールド、レモン、パッションフルーツなど種類が変わります。アイスと抹茶の味の組み合わせをぜひ楽しんでみてください。
お店の味をテイクアウトして楽しめる「プルミエメBOX」は、イートインメニューでも人気の「お食事フレンチトーストプレート」をBOXに詰め込んだもの。3センチにカットした食パンをノンシュガーの卵液に浸して、表面を高温でキャラメリゼした鉄板フレンチトーストをメインに、ベーコンやデリが添えてあります。
季節柄もあり、賞味期限は30分。近所に住んでいる方や、近隣で勤務している方、公園のピクニックのお供におすすめです。
店内では、メニューに使用する「考えた人すごいわ」の食パンや、京都の老舗蜂蜜専門店「 ミールミィ」の蜂蜜、静岡県牧之原の茶園「カネ十農園」の日本茶などを販売しています。食パンは3日前からオンラインで予約をすることができます。
1日のはじまりを特別な気持ちで過ごせる「プルミエメ」で、こだわりの朝食メニューを楽しみに訪れてみてくださいね。
