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キャンプの恵み

Vol.122 キャンプは学びの宝庫

  • 2017年2月16日
  • (社)日本キャンプ協会

 私が子どもの頃、我が家は毎夏、家族でキャンプに出かけていました。日常とはちょっと違う特別な感じのするキャンプの空気感が好きで、私はいつも楽しみにしていました。

 小学三年生のときのキャンプでのことです。当時、特別な行事のときは紙コップや紙皿などの使い捨て製品が使えると思っていた私は、キャンプでこれらが使えることを楽しみにしていました。でもこの年、親が持ってきたのはポリプロピレン製の繰り返し使えるアウトドア用食器セットで、とてもがっかりしたことを覚えています。

ポリプロピレン製の食器

 どうしても紙コップを使いたかった私は、何故使い捨て製品を使わないのかと父に尋ねました。すると父は私を椅子に座らせ、「使い捨ては使ったあとゴミになるんだよ。でもこの食器なら洗ってまた使えるだろ?その方がいいじゃないか」と答え、ゴミについて話をしてくれたのでした。
 ゴミは燃やしても無くなる訳ではなく灰として残る。その灰はどこかに埋めることで処分している。ゴミが増えて埋める場所がなくなると山や林を切り崩したり、海を埋めたりする。それはつまり自然環境を破壊することになるのだということを。

 学校で同じ話を聞いた時は大変だなぁぐらいに思っていましたが、実際に自分の行動がそこにつながっていること、そしてキャンプができるこの自然もゴミが増え続ければ壊されてしまうかもしれないということを想像したら、自然と父の答えを受け入れることができました。それ以降、私はなるべくゴミを出さない生活を心がけるようになりました。

 これは私の、キャンプでの小さな出来事の一つです。だけど、キャンプはただの野外での活動、遊びではないと思うのです。机に向かって勉強するだけではなく、体験を通して本当の意味を理解して学んだことは、大人になっても覚えています。キャンプはそんな学びの宝庫なのだと思います。 (みろ)

家族との食事

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