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キャンプの恵み

Vol.116 なるべく使いたくない良いものとは

  • 2016年10月13日
  • (社)日本キャンプ協会

  アウトドアの楽しみは人それぞれでしょう。
アウトドア雑誌の特集で目立つのは何と言っても、野外料理とアウトドアグッズ、それにアウトドアファッションです。最近は新素材の開発が盛んで、毎年新しいウェアが登場しています。これだけたくさんの商品が出回っていると、なるべくいいのを持ちたいと思いますが、高機能商品は値段が高いので簡単に手に入りません。

 そんな中、できるだけ高機能のものを持っていたいけれど、なるべく使わないままで帰ってきた方がいいものとはなんでしょうか?

 答えは「雨具(カッパ)」です。

外で雨にぬれてしまうと、体温を奪われ、活動できなくなることもあります。最近の雨具の性能は以前に比べものにならない位素晴らしいものになっています。

防水性はもとより、汗をかいても蒸れにくく、汗が水滴となって外に排出されたり、 軽量で小さく折りたためるような素材で出来ているので、ザックのポケットに簡単に収納出来たりと機能が充実しています。
こんなに素晴らしい機能を備えているのなら、雨の中で最新の「雨具(カッパ)」を着て心おきなく活動をしたいと思いませんか。

  雨の降る日にキャンプ場でカッパを着て活動する日がやって来ました。
待ちに待ったこの日のための雨装備は完璧、気分は上々。
雨に濡れた木々の葉っぱの先から落ちる水滴の美しさや上の葉から下の葉に落ちていく水滴の流れの面白さをずーっと眺めていました。これは雨の日ならではの楽しみですね。
通気性が良いため、蒸れることもなく、「雨具(カッパ)」の性能の良さを十分に満喫出来ましたが、よく考えてみると傘を差して観察しても楽しめたかもしれません。

 性能の良い雨具がその本当の力を発揮するのは雨の日の縦走や尾根歩きの時です。こんなときは良い雨具で本当によかったと思うのですが、雨じゃなくて好い天気の日だったらどんなに素晴らしい景色を楽しめただろうと思うととても残念な気持ちになるものです。
いいものを持っていて良かった!でも使わなかった方がもっと良かった」と。

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