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キャンプの恵み

Vol.113 気づきのきっかけ

  • 2016年8月18日
  • (社)日本キャンプ協会

 先日、廊下を塞いで賑やかにしている10人程の外国人に出会いました。彼らは座り込んで本を読んだり、大きな声で談笑したり、歌を口ずさみながら歩きまわったり…、そんな自由な姿に私は思わず笑ってしまいました。それが日本人だったら、じゃまでうるさくて迷惑だな、と思ったことでしょう。しかし、違う国の人だと案外簡単に許せたりするのですから不思議です。願わくば、同じ日本人でも「自由ね~」と笑って見過ごせるくらいの心の余裕が欲しいところではありますが…。

 国が違えば、見た目はもちろん、においや考え方も、いろいろ違うものだと感じます。住む環境が違えば、人の考え方やそこで起こることも違い、異なった文化が育まれていきます。日本の中でも都道府県、地域、家庭という環境が変われば、一人ひとりのものの考え方や性格も違ってくるように思われます。
 キャンプでは、自然環境だけでなく指導者の考え方もキャンパーたちに大きな影響を与えています。だから指導者は与える影響の大きさを考えなければいけません。
 そして、指導者が周りに与える影響を考えるには、自分自身についての気づきがとても大切になると思うのです。

 日本キャンプ協会は今秋、アジア・オセアニア・キャンプ大会を開催します。その大会に先立って、日本で初の開催となる「国際キャンプディレクター研修会」(ICDC)が行なわれることとなりました。ICDCはキャンプを運営する中で生じるさまざまな課題を素材に、イベントの企画・マネジメント等を体験的に学ぶ研修です。グループワークを中心に、いろいろな国の人たちと意見交換をすることによって、より日本の文化を意識し、諸外国の文化を知ることになります。日本にいると当たり前で気づかないことも、海外の人と触れ合うことで新たに気づくきっかけになるかも知れません。キャンプという楽しいイベントを考える中で、たくさんの学びが期待できます。ご興味があれば、ご一緒にいかがでしょうか。(よっしー)

国際キャンプディレクター研修:ICDC

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