A: 「もったいない」は、もともと、有用なのに捨ててしまったり、使わないでそのままにしたりして無駄にしてしまうのが惜しいことや、身に過ぎておそれ多いことをあらわす言葉として、昔から日本で使われてきた。それが、ケニアの環境副大臣であるワンガリ・マータイさんが、2005年に来日した際、もったいないを環境保全の標語として世界に広めようと呼びかけて以来、注目されるようになった。また、政府は、「3R」と「もったいない」を、ともに日本発の環境標語、運動として世界に広げていくことを目指しており、環境白書や循環型社会白書でも「もったいない」を取り上げている。
A: 「もったいない」は、物が持つ値打ちが生かされずに、捨てられたり、無駄になったりするのを惜しむこと。また、身に過ぎておそれ多いことも表す。環境省では、2005年10月に買い物袋(マイバッグ)を「もったいないバッグ」とし、各地で開催されるごみゼロ推進大会やなどいろいろな場で、「もったいないバッグを持って買い物へ行こう」という呼びかけを行った。また、2005年12月には、当時環境大臣だった小池百合子氏が「もったいないふろしき」を発表するなど、積極的なキャンペーンを展開した。一方、国際的には、この言葉に環境標語としての価値を見出して世界に広めた、ケニアの環境副大臣であるワンガリ・マータイさんが、国連の「女性の地位向上委員会」閣僚級会合などの場で紹介している。