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「国際森林年」 Q&A解説

読み:
こくさいしんりんねん
英名:
International Year of Forests
  • Q: 国際森林年を定めた理由は?
    国連が2011年を国際森林年と定めたのはなぜだろうか?

    A: 国際連合は2006年12月の総会で、2011年を国際森林年にすると正式に決定し、国連森林フォーラム(UNFF)が実施主体となった。国連が国際森林年を定めた理由は、森林を守り育てる「持続可能な森林経営」に向けた取り組みを世界全体で行い、森林の減少や劣化に歯止めをかける必要があるためだ。人間を含めたすべての動植物は、森林から環境や防災などさまざまな面で恩恵を受けている。しかし、世界各地で森林の減少や劣化が進み、その原因は過剰な伐採や農地化、森林火災など、ほとんどが人間活動によるものだ。また、林業にかかわる人材不足で森林の管理が行き届かなくなっている。国際森林年には世界中の人々に森林への理解と参加を深めてもらうことで、森林の保全と持続可能な経営へとつなげていく狙いがある。

  • Q: 日本における国際森林年の取り組みは?
    日本では国際森林年に合わせて、どのような取り組みが行われるのだろうか?

    A: 国際森林年の2011年、世界中で植樹や森林祭、会議、写真展などの関連行事が行われる。国連は各国に対して国内委員会の設置を求めており、日本でも有識者などから成る国内委員会が設置された。林野庁は、国際森林年及び持続可能な森林経営に対する認知度を20%増加させることを目標として掲げており、「国際森林年名誉大使」の任命や記念会議の開催、各種普及事業などを展開している。また、関連事業として世界中の青少年の手で植樹を行う「グリーンウェイブ」が実施された。さらに、東日本大震災の復興支援と連動した取り組みも行われている。

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