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「重曹」 Q&A解説

読み:
じゅうそう
英名:
Baking Soda
  • Q: 重曹でどうして汚れが落ちるの?
    重曹によって汚れが落ちるのはどうして?

    A: 人体や海洋、温泉の中など天然に存在する重曹は、ナトリウムイオンと炭酸水素イオンの塩で、化学式はNaHCO3。常温では白い粉体である。天然鉱石から精製するほか、人工的に合成することもできる。重曹は人体や環境に悪影響を与えない物質であるため、日常生活において、掃除や洗濯、料理、医薬品としてなど、さまざまな用途に用いられている。なぜ重曹で汚れが落ちるかというと、重曹には、酸とアルカリのバランスを安定させてpH8.1付近を保つように作用する中和剤としての働きがある。汚れの多くは酸性の脂のため、重曹で中和することで汚れが洗い流しやすくなる。また、柔らかな分子であるため、湿らせて磨くと、おだやかな研磨作用で、素材の表面を傷つけることなく汚れだけを除去することができる。ただし、アルミニウムなどやわらかい金属への使用には注意が必要だ。

  • Q: 重曹(ベーキングソーダ)と、ベーキングパウダーの違いは?
    重曹(ベーキングソーダ)とベーキングパウダーの違いは何?

    A: 重曹は、人体や海洋、温泉の中など天然に存在する物質で、常温では白い粉体である。炭酸水素ナトリウム、重炭酸ソーダ、ベーキングソーダともいう。一方、ベーキングパウダーは、二酸化炭素を発生する重曹を基剤として、重曹の分解を助けるフマル酸やリン酸ナトリウムなどの酸性剤、そして、それらが保存中に反応しないための物質が配合されている。いずれも、パンや焼菓子づくりに膨張剤として用いられる。ベーキングパウダーは、水分が加わると、重曹と酸性剤が反応して重曹の分解が始まり、生地を膨らませる二酸化炭素と、炭酸ナトリウム、水が生成する。アルカリ性の炭酸ナトリウムは酸性剤で中和され無味となるのが特徴だ。

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