A: 持続可能な開発を達成する上で、環境に優しいグリーン経済への移行は欠かせないものであり、国際社会が協力して取り組むべき課題だ。日本はリオ+20で、世界のグリーン経済への移行、環境未来都市の普及、強靭な社会づくりの3つを柱とする「緑の未来」イニシアティブの実行を表明した。具体的には、途上国におけるグリーン経済への移行を進めるための人的、資金的な支援を実施するほか、環境未来都市の成功事例を発信する。また、阪神淡路大震災や東日本大震災の経験を生かして、世界に対して防災面での協力を行う。
A: 持続可能な開発を進めていくためには、資金調達や資金の移転など実施手段を確保することが重要だ。リオ+20採択された成果文書「私たちが望む未来」は、持続可能な開発のための資金調達戦略に関する報告書を作成するために、国連総会の下に政府間委員会を設けて2014年までに検討することが盛り込まれた。