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「宇宙太陽光発電(SSPS)」 Q&A解説

読み:
うちゅうたいようこうはつでん
英名:
Space Solar Power System
  • Q: SSPS用の太陽電池の大きさは?
    宇宙太陽光発電(SSPS)には、どれくらいの大きさの太陽電池が用いられるのだろうか。

    A: 宇宙太陽光発電(SSPS)は、地球の静止軌道上に受かべた集光装置で太陽光を集めてエネルギーを生み出す未来の発電システムだ。航空研究開発機構(JAXA)によると、地上で100万kWの電力を得るためには、反射鏡とソーラーパネル面の直径を、それぞれ2~3kmにする必要がある。一方、地上の受電アンテナ(レクテナ)の大きさは、約3.5kmとなる。

  • Q: SSPSはどうして年中発電できるの?
    宇宙太陽光発電(SSPS)は1年中休みなく発電できるが、それはなぜか?

    A: 実用化が進められている宇宙太陽光発電(SSPS)用の巨大な集光設備と太陽電池は、地上約3万5900kmの静止軌道上に浮かべられる。静止軌道上にある衛星などの回転周期は地球のそれとほぼ同じだ。また、地球の自転軸(地軸)は公転面から約23.4度傾いており、太陽から見てSSPSが地球の影に入ってしまうのは春分と秋分の時期に限られる。このため、SSPSは1年を通じて太陽光を集めて発電し、地球へエネルギーを届けることができる。

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