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「世界低炭素成長ビジョン」 Q&A解説

読み:
せかいていたんそせいちょうびじょん
英名:
Japan's Vision and Actions toward Low Carbon Growth and Climate Resilient World
  • Q: 世界低炭素成長ビジョンのポイントは?
    世界低炭素ビジョンが提言している主な内容を教えてほしい。

    A: 世界低炭素成長ビジョンは、2011年12月のCOP17を前に、日本政府が公表した低炭素成長のためのイニシアティブだ。地球温暖化対策を世界全体で進めていくため、日本が先進国間や途上国との連携、途上国への支援に関する施策を、技術・市場・資金・人材育成の各分野で実施していくことを宣言している。具体的には、太陽電池の低コスト・高効率化などによる排出削減、京都議定書のクリーン開発メカニズム(CDM)の改善と新たな市場メカニズムの構築、小島しょ国などの脆弱国に対する支援、途上国における人材育成などを行っていく。

  • Q: 新たな市場メカニズムとは?
    世界低炭素成長ビジョンが掲げる新たな市場メカニズムとは、どのようなものだろうか。

    A: 世界低炭素成長ビジョンは、途上国との連携による低炭素技術の普及促進と新たな市場メカニズムの構築などにより、世界全体で低炭素成長を進めていくべきであると提言している。気候変動問題の解決には、経済発展に伴う温室効果ガスの排出量増加が見込まれる途上国での対策が必要なためだ。日本はこの一環として、クリーン開発メカニズム(CDM)の改善を図るとともに、新たな市場メカニズムを具体化するための2国間協力である「2国間オフセット・クレジット制度」を推進する考えだ。日本は同制度の2013 年からの運用開始を目指して、すでに28カ国との間で実現可能性に関する調査を進めている。

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