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「国際エネルギー機関(IEA)」 Q&A解説

読み:
こくさいえねるぎーきかんIEA
英名:
International Energy Agency
  • Q: IEAの役割は?
    IEAは世界のエネルギー問題を解決するために、どのような役割を果たしてきたのだろうか?

    A: 国際エネルギー機関(IEA)は、第1次石油危機を教訓として経済協力開発機構(OECD)内に設立された。日本など28カ国が参加し、加盟国におけるエネルギー安全保障の確保と、石油への依存を低減するための省エネや代替エネルギーの開発・利用などを進めている。IEAの活動の中でも重要なのが、IEA設立時に加盟国が合意した「国際エネルギー計画(IEP)」に基づく緊急時石油融通システムの発動だ。これは、加盟国同士で石油の需要抑制や備蓄の取り崩し、融通などを行う仕組みで、湾岸戦争の時には石油市場の安定化に大きく貢献した。また、IEAは省エネルギーや再生可能エネルギーの導入など地球温暖化問題への対応にも取り組んでおり、サミットへの提言なども行っている。

  • Q: IEAの加盟条件は?
    IEAに加盟するには、一定の条件を満たす必要があるというが、どのようなものか?

    A: 国際エネルギー機関(IEA)に加盟するには、経済協力開発機構(OECD)加盟国であることに加えて、一定の備蓄基準を満たす必要がある。これは、非常時に加盟国間で石油を融通し合うシステムの発動に不可欠なもので、前年の1日あたり石油純輸入量の90日分というのが参加資格だ。IEAの加盟国は、米国、英国、加、仏、独、伊、日本、韓国、豪州など28カ国(2010年7月現在)。なお、アイスランドとメキシコの2カ国は、OECDに加盟しているがIEAには参加していない。

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