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「水力発電」 Q&A解説

読み:
すいりょくはつでん
英名:
Hydro Power
  • Q: 水力発電の形式は?
    水力発電にはどんな形式があるのだろうか。

    A: 落ちてくる水の勢いで水車を回転させて発電する水力発電には、大きく分けて2つのタイプがある。ひとつは、ダムをつくって山間部の川の水を堰き止め、一度川の水を貯蔵して、それを下方の発電所に落として発電させるタイプだ。これには「貯水池式」と「調整池」とがある。これに対して、ダムを建設することなく、川の流れを堰き止めないで、そのまま発電所に送り込むのが「流れ込み式」だ。「流れ込み式」は、自然の姿をあまり変えることなく建設できるのがメリットだ。一基あたりの発電電力量は「貯水池式」「調整池」にくらべて大きくはないが、全国で利用できる未利用地点は約2500カ所と多く、未開発地点を開発すれば、総発電電力量は「貯水池式」「調整池」よりも多くなると考えられている。

  • Q: 世界の水力発電事情は?
    世界で水力発電が多い国はどこだろうか。

    A: 水力発電は、高いところから落ちる水の力で水車を回し、その回転で電力を発生させるシステムだ。水の量が多く、落差が大きいほど大きな電力が得られる。また、他の電源と比較して短い時間で発電でき、電力需要の変化に素早く対応できるのも大きな特徴だ。2003年版「海外電気事業統計」(社団法人海外電力調査会)によると、世界で水力発電設備が多い国はアメリカで、9万5944メガワット。次いで中国、カナダ、日本、ロシアの順だ。中でも、豊かな水資源に恵まれたカナダは、総発電設備11万1301メガワットのうち、水力発電設備が6万7407メガワットと約6割を占めている。また、北欧のスウエーデンも、発電設備容量の約5割が水力発電である。

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