全長約90cm、翼を開くと2mを超える白くて大きな海鳥。夏の間は海の上で魚介類をとって生活し、10月上旬に巣立った島に戻って繁殖活動を行い、5月下旬にひなが巣立つと再び海上生活を始める。19世紀前半には数十万羽以上いたが、乱獲により絶滅寸前にまで追い込まれた。繁殖地は伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島の2カ所のみで、2010年現在で約2600羽の生息が確認されている。国や民間団体などが保護増殖活動に取り組んでおり、新たな繁殖地をつくる試みも行われている。
かつては数十万羽以上いたといわれているアホウドリ。どうして数が減ってしまったのだろうか?
アホウドリは繁殖の時だけ島にやって来るそうだが、普段はどこで生活しているのだろうか?