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海野和男のデジタル昆虫記

世界最小最軽量マクロシステム

世界最小最軽量マクロシステム
2007年10月08日

 今日は一日雨。久しぶりにレンズ遊びをしてしまった。オリンパスのE-410は最軽量一眼レフ、375gしかない。それに190gの14-42mmズームをつけると565g。これで6倍程度のマクロ撮影にチャレンジ。
 もちろんそのままでは不可能。14-42を逆さ付けにした。接点をコード結んでAEも効くようにした。さてやっと組み上がって、手でレンズを押さえて撮ったのがアリの写真。体長2.5mmのトビイロシワアリだ。長辺8mmから4mmまで撮れる3-6倍ズームマクロの完成だ。F18に絞ってもピンは浅いが画質はまずまず。半世紀前に
こんなレンズがあったら、科学写真に携わる研究機関の写真技師はこぞって買い求めたろう。当時は写真が科学にとってとても重要な時期だったのだ。マクロシステムはとても高価なものだった。今では、こういうレンズはあまり使う人はいないけれど、作って欲しいレンズだと思う。
 高倍率マクロではキヤノンのMP-E65mmというレンズが1倍から5倍まで拡大できる唯一のレンズ。重さは710g、それに一番軽いkissXが510g。合計1220gだ。実に今日作ったマクロシステムはキヤノンの1/2以下の重量。価格もだいたい1/2だ。共に1000万画素。
 ここまでは良かったのだが、レンズの最終組上げをしていて失敗。レンズの後ろ玉(逆さ付けなのでこれが前玉になるを)を著しく傷つけてしまったのだ。ど真ん中だったので、ハレーションがでて使い物にならなくなってしまった。残念。

 
◎伊丹市昆虫館で昆虫写真コンテスト。オリンパスE-410(マクロレンズ付き)、Caplio GX100、Caplio R7が賞品。詳細はこちら(PDFです)

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