13年前にアトリエを建てた頃は、庭でメスアカミドリシジミが激しくテリトリー争いをしていた。13年も経つとアトリエの庭も周りの環境も随分かわり、今年はメスアカミドリシジミの成虫を見た記憶がない。というよりも、そもそも見ようとしていなかったのかもしれないし、興味が他に移ったのかもしれない。
それでもなにもない日は庭を見れば何かしら見つかるというのが、自然の中で暮らすよい点でもあり、またよくない点でもあるように思う。
ともかくもメスアカミドリシジミの卵は例年通り庭にあった。卵の大きさは1mmほどしかない。昔はこういった接写はベローズに28mmのレンズを逆さ付けにして撮影した。ところが今はEOS10Dに65mmマクロレンズを使えば,35mm換算でおよそ8倍もの接写が手軽にできる時代になった。苦労や画質を考えると昔の方がやりがいがあったが、まあ手軽に撮れるのはありがたいことでもある。ニコンやオリンパスといった昔からマクロの得意なメーカーにも、ぜひ高倍率マクロを期待したいところである。
10D 65マクロ
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7とE-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。
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