2025/02/23 10:54 ウェザーニュース
三連休中日の今日23日(日)・天皇誕生日も寒波の影響が続き、東北や北陸を中心に雪の強まっている所があります。今夜以降は西日本でも積雪が急増するおそれがあるため警戒が必要です。
上空5500m付近で−36℃以下の強い寒気が北日本を覆っています。昨日までに比べると全体の雪雲は弱まっているものの、東北の日本海側や北陸では所々で発達している状況です。
局地的に強い雪が降り10時までの3時間には福井県敦賀市で12cm、山形県新庄市で11cmの降雪を観測しました。これから午後にかけても活発な雪雲がかかると雪が強まりますので、短時間の積雪増加による路面状況の悪化や視界不良などに注意をしてください。
また、一連の寒波で積雪が大きく増えた地域では引き続き屋根からの落雪、除雪中の事故、山間部での雪崩などに注意が必要です。
今夜以降は寒気を伴った気圧の谷が本州付近を通過するため、雪の強いエリアが拡大します。
特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う活発な雪雲がかかる北陸や近畿北部、山陰では明日24日(月)の朝にかけて雪が強まる見込みです。1時間に5〜10cmの強い雪が降り、積雪が急増するおそれがあります。短時間で路面状況が悪化して、立ち往生のリスクが高まるため車での移動はできるだけ雪のピークを避けるようにしてください。
雪雲の一部は関西エリアや瀬戸内海沿岸にも広がるとみられ、雪の強まり方によっては一時的に雪が積もる可能性があります。四国山地や紀伊山地では道路にしっかり積もるくらいになる見通しで注意が必要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)