2025/02/03 09:10 ウェザーニュース
アメリカ西海岸は「大気の川」と呼ばれる大量の水蒸気の流入により大雨となっています。カリフォルニア北部では多い所で24時間の雨量が100mm以上に達しました。
太平洋の真ん中からアメリカ西海岸にかけて、「大気の川」が形成されて水蒸気が流れ込みやすくなっています。ハワイ周辺から西海岸にかけて水蒸気が運ばれてくることから、「パイナップル・エキスプレス」とも呼ばれるパターンです。
現地時間2月2日(日)昼までの24時間でカリフォルニア州北部の多い所では100mm以上の雨量を観測しています。同じカリフォルニア州でも雨が少なくようやく山火事が落ち着いた南部とは大きな違いです。
少なくとも現地時間の2日(日)夜までは断続的に強い雨が降る見通しで、現地の気象当局は山沿いの渓谷や中小河川で洪水の発生するおそれがあるとして注意を呼びかけています。
「大気の川」による雨は一旦落ち着いても、4日(火)頃までは強まりやすい状況が続くとみられます。