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週末以降は梅雨前線が北上 九州北部から関東甲信で梅雨入りか

  • 2025年6月4日
  • ウェザーニューズ

2025/06/04 16:17 ウェザーニュース

週末から来週にかけて梅雨前線が北上する予想です。まだ梅雨入りしていない九州北部から関東では雨の降るタイミングでいよいよ梅雨入りするとみています。

今年は沖縄では梅雨入り遅かった

2025年の梅雨は、5月16日の九州南部の梅雨入りから始まりました。九州南部が全国で最初に梅雨入りとなるのは統計史上初めてのことでした(速報値)。一方、沖縄や奄美の梅雨入りは平年よりも遅い発表となっていました。

・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。

来週にかけて梅雨前線が北上

明日5日(木)から7日(土)にかけて梅雨前線は本州南岸に停滞。前線に近い沖縄や小笠原諸島で雨を降らせる可能性がある一方、東北から九州では晴れる日が多くなる予想です。

8日(日)以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線は北上傾向。8日(日)から9日(月)にかけて九州や西日本太平洋側を中心に雨を降らせる予想です。まだ梅雨入りしていない九州北部や四国ではこのタイミングで梅雨入りする可能性があるとみています。

10日(火)〜11日(水)には梅雨前線が本州付近に停滞し、西日本や東日本の広範囲で本降りの雨となる予想です。このタイミングで中国や近畿、関東東海も梅雨入りする可能性があります。平年の梅雨入りは四国が6月4日、近畿や東海が6日、関東甲信が7日なので平年より少し遅い梅雨入りです。

梅雨入り早々大雨のおそれ

梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことで雨雲が発達し、西日本や東日本では太平洋側を中心に梅雨入り早々強雨や大雨となるおそれがあります。梅雨前線の動向にはまだ不確実性があり雨のエリアやタイミングは変わる可能性がありますが、週末までに側溝の掃除など雨への備えをしておくと安心です。

各地の梅雨入り
2025年の予想
(◊は予想)
昨年平年
沖縄5月22日頃5月21日頃5月10日頃
奄美5月19日頃5月21日頃5月12日頃
九州南部5月16日頃6月8日頃5月30日頃
九州北部
(山口県を含む)
6月上旬◊6月17日頃6月4日頃
四国6月上旬◊6月17日頃6月5日頃
中国6月上旬◊6月20日頃6月6日頃
近畿6月上旬◊6月17日頃6月6日頃
東海6月上旬◊6月21日頃6月6日頃
関東甲信6月上旬◊6月21日頃6月7日頃
北陸6月中旬◊6月22日頃6月11日頃
東北南部6月中旬◊6月23日頃6月12日頃
東北北部6月中旬◊6月23日頃6月15日頃
※ウェザーニュースによる独自予想

梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも

梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。

あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。

2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。

梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分
沖縄地方沖縄県
奄美地方鹿児島県(奄美市、大島郡、十島村)
九州南部宮崎県、鹿児島県(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方)
九州北部地方山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県
四国地方香川県、愛媛県、徳島県、高知県
中国地方鳥取県、島根県、岡山県、広島県
近畿地方京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
東海地方静岡県、岐阜県、三重県、愛知県
関東甲信地方東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県
北陸地方新潟県、富山県、石川県、福井県
東北南部山形県、宮城県、福島県
東北北部青森県、秋田県、岩手県

※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁は発表対象外としています。

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