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「これ、本当にシャボン玉?」 高松・庵治町で写真家・司煌さん個展

  • 2025年6月6日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 高松在住の写真家・司煌(しこう)さんによる写真展「虹の宇宙 2025癒し~Healing~」が6月5日、歯ART(ハート)美術館(高松市庵治町生ノ國、TEL 087-871-0666)で始まった。(高松経済新聞)

 虹色や惑星のように見えるなどさまざまなシャボン玉の写真が並ぶ

 高松出身の司煌さん。30年以上にわたり、シャボン玉を題材にした写真を取り続けてきた。国内外で出展し、2024年にモナコで開かれた「モナコ・日本芸術祭2024」では名誉賞を受賞した。

 今回のイベントではシャボン玉を惑星のように写した写真やオーロラをイメージしたシリーズなどの作品50点を展示販売するほか、時間とともにシャボン玉が変容していく様子を音楽に乗せて7分の動画にした映像作品を上演する。

 「全く同じ写真が二度と撮れないのがシャボン玉を撮る難しさであり面白いところでもある」と司煌さん。使うシャボン液は100円ショップで販売されているものだという。「安定して手に入るので市販で身近な所で買える物を選んでいる。写真は自分のスタジオで撮影しているが、同じ液でも部屋を漂うちりの量やシャボン玉を膨らます時の呼気の成分でシャボン玉の色や模様は変わってくる。宙を漂う一瞬を写真に収めるので偶然によって生み出されるものも大きい」と話す。

 「今回の展示のコンセプトは『現実から離れて想像の世界に』。身近な材料、普段何気なく目にするシャボン玉も切り取り方で宇宙を思わせる見え方になる。見る人それぞれに作品を解釈してもらいたいと思い、各作品のタイトルは単なるファイル名にしている。小旅行のつもりで足を延ばしてもらい、日常から生まれる非日常を体験してもらえれば」とも。

 開館時間は10時~17時。入館料は、大人=600円、中学・高校生=200円、小学生以下無料。7月30日まで。

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