2025/05/18 17:55 ウェザーニュース
先週後半から梅雨前線が本州の南に停滞しています。この先一週間も梅雨前線は本州の南に停滞し、しばしば北上して雨を降らせるタイミングがある予想です。
16日(金)に梅雨入り発表があった九州南部などでは大雨となる可能性もあり、注意が必要です。
20日(火)にかけては梅雨前線は奄美付近〜伊豆諸島に停滞する予想です。本州方面の前線から離れた地域では晴れ間も期待出来ます。一方、前線の影響を受ける奄美地方では早ければ明日にも梅雨入りの発表があるかもしれません。なお、北日本は上空の気圧の谷の影響で天気の崩れるところがある見込みです。
21日(水)からは梅雨前線が北上して本州に近づく傾向で、前線上に低気圧が発生して本州南岸付近を進むことで広範囲で雨の降る可能性があります。21日(水)は西日本を中心に、22日(木)は東日本や北日本で雨が降り、太平洋側の地域では雨が強まる可能性もあります。梅雨入りしている九州南部では雨量がかさんで大雨となるおそれもあるため注意が必要です。
22日(木)からは梅雨前線が南下して、西日本から天気が回復に向かいます。23日(金)にかけては本州方面で日差しも期待出来そうです。一方、前線の南下により沖縄は雨が降りだす予想です。沖縄はこのタイミングで平年よりもかなり遅い梅雨入りとなりそうです。
24日(土)からは梅雨前線が北上して本州に近づく傾向で、再び前線上の低気圧が本州南岸付近を進む可能性があります。5月は週末のたびに天気が崩れていますが、次の土日も再び西日本や東日本で雨が降るかもしれません。
前線の位置がわずかに南北にずれるだけで天気が大きく変わるため、予報の変化に注意してください。
今週中頃にかけては太平洋高気圧の張り出しがこの時期としては強いため、暖かく湿った空気が日本付近に流れ込みやすい状況が続きます。
19日(月)は西日本の日本海側などで気温が高くなります。一方、関東や東北太平洋側では海からの東風の影響で気温があまり上がらないため、前日との気温差が大きくなるのでご注意ください。
20日(火)〜22日(木)にかけては気温の上昇は雨次第で、雨の降らないタイミングでは気温がかなり上昇し、30℃以上の真夏日になる所もありそうです。季節先取りの蒸し暑い体感になりそうです。
週後半になると太平洋高気圧の勢力が弱まって、梅雨前線の南下とともに暖気の流れ込みは落ち着く予想です。気温は平年並みか低めになる可能性があり、暑さは落ち着きそうです。