2025/04/30 07:24 ウェザーニュース
北海道では一部で昨日から季節外れの雪となっています。特に道東では沿岸部でも雪が積もり、4月の終わりにして雪景色の朝となりました。
今日4月30日(水)も午前中を中心に雪や雨が降りやすくなりますが、だんだんと天気は回復に向かう見込みです。
北海道の東の海上には発達した低気圧があり、上空には寒気が残っているため、北海道では道東のオホーツク海側を中心に雪の降っているところがあります。
昨日降り出した雪が積もったところ多く、網走地方の大空町の女満別空港や佐呂間町では、ひと晩で10cmの雪が降りました。釧路市の阿寒湖畔では7時現在で17cmの雪が積もっています。沿岸部でも雪が積もっていて、7時現在で網走市では1cm、紋別市では4cmの積雪を観測しています。
低気圧が発達していることもあり道東を中心に風も強まっていて、根室市で22.5m/s、弟子屈町でも22.2m/sの最大瞬間風速を観測しています。
上空の寒気のピークはすでに越えていて、低気圧も東へ離れていくため、午前中のうちに雪や雨はだんだんと止んでいくところが多くなります。オホーツク海側の内陸部では午後も雪の残るところがありますが、夜にはほとんどのところで雪も止み、強い風も各地で落ち着いていく見込みです。
ただ、北海道のオホーツク海側などでは気温は5℃に届かず低いままで、雪の積もったところでは溶けにくい状況となります。外出の際は足元に注意が必要です。また、車を運転する際は冬用の装着が必要となります。特に旅行や帰省等で道外から訪れている場合は、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)