
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、惹かれ始めていく…。
古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。5巻が発売され注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。
「まだしてない!」やきもきする私に対し、彼氏は…?
交際半年で、同棲することになった2人
「結婚前提」での同棲生活だったが…
実は、まだキスもしたことがない2人!同棲生活、一体どうなる!?
■作者のコニシ ナツコさんインタビュー
「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者で自身も婚活を経て結婚されたという、コニシ ナツコさんに話を聞いた。
――アイコとこうきは、交際を経て同棲することになります。2人の仲が進展せずやきもきしてしまう一方、2人ともピュアでドキドキしてる感じがかわいいです!特にこうきの性格からして、早く進展しないかなという覚悟はしていたのですが(笑)、スローペースでの進展…というのは当初から考えていたのでしょうか?
かわいいと言っていただけて、うれしいです!この連載がどれくらい続くのか最初は決まっていなかったので、2人の仲がどう進むかは当初は考えていなかったです。ただ、ありがたいことに想定よりも長く描かせていただくなかで、いい歳した男女が同棲もするのに関係を持たないなんておかしいよね?と思いつつ、私のなかでもこの2人のそういう姿をなかなか想像できず、今のような進度になっています。
――同棲してからは人と一緒に暮らす難しさ、みたいなものも描かれていて、「わかる!」と共感される方も多いと思います。コニシさんもご結婚されたことで、一緒に暮らすことの難しさ、みたいなものを感じることはありますか?
私はもともと人と暮らすのが苦手なタイプだったので、結婚して一緒に住めるんだろうか?と不安でした。夫の性格もありそこまで大きくぶつかったことはないですが、最初は違いに戸惑ったりストレスを感じることもありました。作中で、こうきがアイコにトイレットペーパーの使用量を注意するシーンがありますが、これを描いたあとに夫に同じことを言われ(夫は読んでいない状態で)私は予言を描いたのか?と思うこともありました(笑)。今では互いのスタイルをある程度理解できてきたし、言いたいことは言えるようになってきたのであまりストレスはないです。夫は私のズボラさをあきらめて受け入れてくれてるみたいです(笑)。
――ただ、本作では一緒に暮らす難しさだけでなく、一緒に暮らしていくよさや相手のよさにも気づかされる展開がすてきだなと思いました。コニシさんが一緒に暮らしてよかったな、と思われることはありますか?
自分が人と暮らせないタイプだと思っていたのは、生活ペースを人に合わせられないと思っていたからなのですが、一緒に暮らしたことで夫とはペースが似ているなと気づきました。たとえば、「15時に家を出発しよう」と約束すると、だいたい2人とも15時半に準備が完了します(笑)。どちらかが時間ぴったりに出られるタイプだとかなりストレスになると思うのですが、その点は似ていました。夫とは出会ってから結婚までが早かったのですが、「なんか合うかも?」と思った正体の1つはこういうところだったんだなあと発見でした。違いもたくさんありますが、それを一つひとつ受け入れたり話し合ったりすることで、人間レベル上がってるなーなんて思っています。
「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動に惹かれ、変わっていく様から目が離せなくなる本作。婚活の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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