
思い切って気になる美容室に行ってみることにした! / ともを(@tomot939)
美容室に行くのが楽しみな人がいる一方で、「鏡の前で長時間過ごすのが落ち着かない」「会話の気まずさがつらい」と感じる人も少なくない。漫画家・ともを(@tomot939)さんも、かつては美容室に強い苦手意識を持っていたひとりだ。そんな彼女が、結婚と上京を機に「自分に合った美容師」と出会うまでの道のりを描いたのが、自身の体験をもとにした『美容室難民シリーズ』だ。
美容室難民シリーズ1_オシャレは1日にしてならず02 / ともを(@tomot939)
美容室難民シリーズ1_オシャレは1日にしてならず03 / ともを(@tomot939)
美容室難民シリーズ1_オシャレは1日にしてならず04 / ともを(@tomot939)
美容室難民シリーズ1_オシャレは1日にしてならず05 / ともを(@tomot939)
作品では、口コミを頼りに選んだ東京の美容室へ初来店する場面から始まる。その店舗は男性スタッフのみで、これまで女性美容師にしか対応されたことがなかったともをさんは戸惑いながらも挑戦を決意。仕上げたいインナーカラーが一度では入らないタイプだったため、美容師から「長期的に色を育てていきましょう」と提案を受け、通うことにした。
数回の来店を経て、初めて美容師を指名したともをさん。提案されたカラーオプションを選び、仕上がりを楽しみにしていたが――完成後、想定外の色味に唖然。美容師からも「大丈夫ですかね…?」と不安げに尋ねられる事態となってしまう。
「鏡の前にずっと座っていることが苦痛で…」「美容師さんと会話しなきゃと気を使うのが疲れる」。そう話すともをさんにとって、美容室での時間は“戦い”でもあった。美容室を転々とする生活は実に2年に及んだが、ある日出会った“ウィスパーさん”という美容師との相性がよく、ようやく落ち着きを取り戻す。
その後、妊娠を機に再び近所の美容室を訪れたともをさん。そこで出会ったのが、現在も担当してもらっている美容師・フェザ山さんだという。ともをさんは「ようやく、美容室難民を卒業できたと思います」と笑う。
一度は言いづらかった「やり直しをお願いしてもいいですか?」というひと言を伝えた経験や、まさかの失敗カラーの顛末など、シリーズにはリアルな体験が詰まっている。「美容室が苦手な人にも“わかる!”と思ってもらえたらうれしいです」とともをさん。
ともをさんのブログには、このほかにも日常の“あるある”をユーモラスに描いたエピソードが並ぶ。旦那さんとの出会いを描いた漫画も人気で、「笑えて泣ける」と反響を呼んでいる。Instagramとブログは不定期更新とのことだが、「X(旧Twitter)では毎日なにかしらの作品を投稿しています」とのこと。共感と笑いがほしいときは、のぞいてみてはいかがだろうか。
取材協力:ともを(@tomot939)
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