
2025年2月16日、東京・神宮外苑で「サイクルチャレンジ神宮外苑」が開催された。プロ、アマ問わず多くの選手や自転車ファンが集まり、熱いレースやイベントを楽しんだ。
「サイクルチャレンジ神宮外苑」が行われた
■3つの会場でレースやキッズプログラムなどを実施
「弱虫ペダル」の作者・渡辺航先生
「サイクルチャレンジ神宮外苑」では、メインイベントエリア、いちょう並木イベントエリア、レースコースの3カ所でそれぞれのプログラムが行われた。レースコースではJプロツアー特別戦、Jエリートツアー 第1戦、Jフェミニンツアー第1戦、 Jマスターツアー 第1戦を実施。
Jプロツアーの迫力を目の前で見られる
スピード感に圧倒される
今年初開催の東京クリテリウム。「クリテリウム」は短い距離の周回コースを何周もする自転車ロードレースのこと。観客はハイスピードで走る様子を何度も見ることができる。今回のコースは1周が1キロメートルでアップダウンはない。2025年のシリーズ戦にはカウントされない特別戦として行われたJプロツアーは、40周40キロメートルのレースに21チーム109名が参加した。
松田祥位選手と岡本勝哉選手で1、2フィニッシュ
トラック世界選手権のスクラッチで優勝した窪木一茂選手(愛三工業レーシングチーム)を中心に迫力ある走りを見せる。1分20秒を切るラップタイムで周回を重ねていき、終盤、兒島直樹選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が単独先行に。そこからTEAM BRIDGESTONE Cyclingのメンバーが前方に集まり、そのまま最終周回で松田祥位選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が抜け出し、ゴール。2位には同チームの岡本勝哉選手が入り、TEAM BRIDGESTONE Cyclingが1、2フィニッシュを決めた。
Jフェミニンツアー
仲村陽子選手がフェミニンリーダージャージを獲得
Jフェミニンツアーは16周16キロメートル。序盤から水谷彩奈選手(チーム楽天Kドリームス/日本体育大)と岡本美咲選手(チーム楽天Kドリームス/早稲田大学)がペースを上げていく。最終的に水谷選手、岡本選手の順にフィニッシュ。2名はオープン参加のため、3位の仲村陽子選手(フィッツ)がフェミニンリーダージャージを獲得した。
JエリートツアーのE1カテゴリー
Jエリートツアーの2025年開幕戦、E1カテゴリーは22周22キロメートルのレースに78名が出走。中川由人選手(SBC Vertex Racing Team)が優勝し、エリートリーダージャージを獲得した。Jマスターズツアーの開幕戦は、12周12キロメートルのレースに31名が出走。半澤雄高選手(Roppongi Express)が今大会唯一の逃げ切り勝ちを決めた。
ほかにも一般参加型レース「弱虫ペダルドリームレース」も行われ、レースコースでは午前中前から夕方まで迫力ある戦いが繰り広げられた。
【写真】「弱虫ペダル」の作者・渡辺航先生のチャリティーサコッシュサイン会
メインステージでは「弱虫ペダル」の作者・渡辺航先生のチャリティーサコッシュサイン会やトークショー、JPTチームプレゼンテーションが行われた。
レース開催地のブースが並ぶ
「30分で乗れる自転車教室byへんしんバイク」
イベントエリアには、レース開催地のブースが並び地元の特産品やソウルフードなどを販売。さらに子どもたちが楽しめる「30分で乗れる自転車教室byへんしんバイク」が行われるなど、幅広い層が自転車競技の魅力や楽しさを感じられる1日となった。