
“推し活”を応援するトレンドメディア「Fandomplus」では、アニメや漫画、ゲーム、VTuberなどのコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として広く認知されているコスプレに注目。イベントリポートやインタビューなど、さまざまな形式で“情熱をもってコスプレに取り組む人たち”を紹介していく。
本稿では、「ぶいすぽっ! Virtual eSports Project」に所属するVTuber・一ノ瀬うるはに扮(ふん)するコスプレイヤー、山中おくら(@ymnnkn_okura)さんにクローズアップ。衣装やウィッグの制作、コスプレメイク、さらには体づくりなど、キャラクターになりきるうえで“こだわったポイント”を聞かせてもらった。
一ノ瀬うるは(ぶいすぽっ!)/山中おくらさん / 撮影:ソムタム田井
■ イベント会場・名古屋の名物料理をひたすら我慢!
キャラクター毎に複数の衣装(スキン)が用意されているスマホゲームアプリと同じく、さまざまなバージョンの衣装がデザインされているVTuberも、コスプレ界隈では人気の高いコンテンツのひとつ。
夏なら水着、秋ならハロウィン衣装、年末年始ならクリスマス衣装や振袖といった具合に、イベントの開催時期に合わせて衣装を変更できるので、“1年を通して好きなキャラクターのコスプレをし続けられる”という点も、支持されている理由のひとつと言えるだろう。
一ノ瀬うるはの水着バージョンのコスプレでイベントに参加した山中おくらさんは、体のラインをきれいに見せることにこだわったという。
山中おくらさん「衣装は似ているデザインの既製品を集めて、そちらを加工して用意しました。体のラインが出る造形なので、名古屋名物(イベント会場が名古屋)のおいしいものを食べたい…という欲をグッと我慢して。お腹がぽっこりしないように気をつけたところも頑張った(!?)ポイントです!」
【写真を見る】きれいなボディラインを活かし、VTuber・一ノ瀬うるはのコスプレを披露する山中おくらさん / 撮影:ソムタム田井
こちらの取材を行ったのは「世界コスプレサミット2024」(通称:WCS、コスサミ)の会場。同イベントは“世界最大規模のコスプレの祭典”として知られ、3日間(2024年8月2日~4日)で約25万3700人が来場。さまざまなステージ企画やコスプレパレード、さらには世界中のコスプレイヤーが手作り衣装&パフォーマンスの出来栄えを競う「ワールドコスプレチャンピオンシップ」なども実施され、大盛り上がりとなった。
最新回となる「世界コスプレサミット2025」は、2025年8月1日(金)から3日(日)にかけて、愛知・栄周辺エリアで開催予定。
取材・文=ソムタム田井