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中条あやみ「家族との食事の時間を大切にしたい」最新作“ツギハギだらけ”の家族の物語で笑福亭鶴瓶の再婚相手を熱演

  • 2024年4月19日
  • Walkerplus

江口のりこさんと中条あやみさんをW主演に迎えて製作された映画「あまろっく」。兵庫県・尼崎市を舞台に、年齢も性格も異なる“ツギハギだらけ”の家族をコミカルに描いた本作。江口さんが演じる優子の父親・竜太郎(笑福亭鶴瓶さん)の再婚相手で20歳の女性を演じた中条さんに、本作の撮影秘話や共演者とのエピソード、さらにプライベートで挑戦してみたいことなどを語ってもらった。

■独身の優子にお見合い話を持ってくるお節介な早希ちゃんに「共感しながら演じていました」
――巨大な閘門“尼ロック”によって水害から守られている街・兵庫県尼崎市が舞台の本作。どのような部分に魅力を感じてオファーを受けられたのでしょうか。

【中条あやみ】台本を読んだときに、登場人物のキャラクターがそれぞれすごく丁寧に描かれていると感じて、そこにまず惹かれました。キャラクターがみんな魅力的だと、製作陣の想いや愛情が伝わってくるんです。なのでお引き受けしたのですが、参加できてよかったなと心から思っています。

――物語からはどのような印象を受けましたか?

【中条あやみ】日常をリアルに切り取りつつ、コミカルな場面もたくさんあって、さらに感動できる展開になっているところがおもしろいと感じました。家族の話をシンプルに映画としてまとめるのは至難の業だと思うのですが、すごくわかりやすくて誰もが入り込める作品だなと、台本を読んだときに思いました。

――中条さんが演じた早希は、江口のりこさん演じる優子の父親の再婚相手として登場します。優子からしたら自分より19歳も年下の女性が母親になるのは複雑だと思うのですが、早希は気にせず積極的に優子とコミュニケーションを取ろうとしますよね。

【中条あやみ】あの天真爛漫さは20歳ならではですよね(笑)。ただ、早希ちゃんにとって“優子と早く仲良くなりたい”という想いは切実で、あの行動は自分の中でとても腑に落ちるんです。孤独な幼少期を過ごした早希ちゃんには“家族団欒”という夢があって、自分が想い描く家族の理想の形を叶えたいんですよね。

だから戸惑う優子にグイグイと話しかけてしまう。独身の優子にお見合い話まで持っていきますが、そんなお節介な早希ちゃんに共感しながら演じていました。

――中条さんもお節介なところがあるのでしょうか?

【中条あやみ】あります(笑)。高校生の頃に、友達に「○○くんのことどう思ってるの?」と聞いて、○○くんのことが好きだとわかった瞬間に今度は○○くん本人に友達のことをどう思っているのか聞いたりして、なんとか二人をくっつけようとお節介を焼いていました。あと、誰か会話のきっかけを作る人がいないと話が始まらないときってあるじゃないですか。

そういうときは“もしかしたら嫌われるかも”とか“お節介だと思われるかも”とわかっていても、かき乱す役を買って出ちゃうんです(笑)。怖いもの知らずというか、モヤモヤしながらじっと待っているのが苦手なんですよね(笑)。

■みんなで食卓を囲むと“家族団欒”を実感できるので「家族との食事の時間を大切にしたい」
――尼崎市での撮影はいかがでしたか?

【中条あやみ】早希ちゃんが笑福亭鶴瓶さん演じる竜太郎と優子と一緒に暮らす家は、尼崎市にある実際のお家を借りて撮影したのですが、休憩時間になると江口さんと一緒にこのお家でご飯を食べたり、横になってだらだらしたり、とても快適に過ごさせていただきました。近所の食堂でランチしたり、気分転換に街をぶらぶらしたり、楽しい尼崎ロケでした。

――江口さんとはどんな会話をしましたか?

【中条あやみ】「お仕事のない日は何をしてるの?」と江口さんから聞かれたので、「茶道をやっているので、お茶会に行ったりしています」と答えたら「おもしろそう」と仰ったんです。なので、祖母から貰った茶道具を現場に持って行って、自分がたてたお茶を江口さんに飲んでもらいました。ほかにもお互いに質問し合っていくうちにだんだん打ち解けていって、撮影後半では優子と早希ちゃんに負けないぐらい仲良くなれたのがうれしかったです。

――江口さんの意外な一面を知って驚いたことなどはありましたか?

【中条あやみ】意外と言ったら失礼かもしれませんが、江口さんがよくお料理をされると仰っていたので少し驚きました。その話の流れでおすすめの調理器具の話題になって、お互いに何を使っているのか教え合ったのを覚えています。

――ずっと孤独だった早希が竜太郎や優子と出会い、家族の温かさを知っていく姿を見て癒やされました。中条さんにとって“家族の温もり”や“大切さ”を感じるのはどんな瞬間ですか?

【中条あやみ】大阪の実家に帰ると、いつも母がハイカロリーな朝食を用意してくれるので「食べ切れるかな…?」と不安になるのですが(笑)、栄養を考えてメニューを決めていると思うと愛情を感じて心が温かくなります。

――ちなみにどんな朝食なのでしょうか?

【中条あやみ】ピザトーストやお肉を挟んだパンといったボリューミーな朝食が出ることが多いです(笑)。普段は朝食を食べないこともあるので、実家で母が朝食を作ってくれるとありがたみを感じますね。

本作は食事のシーンが多いのですが、ご飯を食べながらだと言いにくいことを言えたりしますし、みんなで食卓を囲むと早希ちゃんみたいに“家族団欒”を実感できるので、私自身も家族との食事の時間を大切にしたいなと改めて思いました。

■台湾式マッサージがきっかけで「中国語に興味を持ちました」
――中条さんは早希のように明るくてポジティブな印象がありますが、落ち込んだときや悩んだときはどうやってメンタルを回復していますか?

【中条あやみ】嫌なことがあって落ち込んだり悩んだりしても、あまり考えすぎないようにしています。私にとって“ご褒美”の3文字は最強ワードで(笑)、ちょっとだけ高いモンブランを買うとか、サウナに行っておいしいアイスを食べるとか、何かご褒美を用意してテンションを上げると早く復活するんです。

あと、ジムの先生が「運を動かすから運動なんだよ」と教えてくださったことがあって、“確かに!”と思ったので嫌な運気がずっと停滞しているときはなるべく朝早く起きて運動するようにしています。

――「運を動かすから運動」、とてもいいことを教えていただいたので明日から運動を頑張りたいと思います。

【中条あやみ】ぜひ!体を動かすとスッキリしますしね!

――話は変わりますが、公式Instagramを拝見すると、美しい中条さんのお写真やおいしそうな料理の写真、そして炊き立てのご飯の写真などさまざまな投稿をされていますよね。投稿するにあたり何かこだわりや気をつけていることはありますか?

【中条あやみ】ご覧いただいたとおりこだわりが全くなく、映えも意識していないので(笑)、“今日も元気に生きていますよ”と応援してくださる方に報告するような気持ちで投稿しています。お気に入りのものや気になったもの、最近起きた出来事なんかを日記感覚でやっているというか。

あと、関西人だからなのかきれいな写真だけだとおもしろくなくて、自分のインスタの写真を見てたまに「なんなんこれ!」とツッコミを入れています(笑)。見た方に“中条おもろ!”ってクスッと笑ってもらいたいので、変な写真が出てきても驚かないでいただけると…。

――その“おもろ”はちゃんと響いていますよ。炊き立てのお米のアップ写真に笑ってしまいましたから(笑)。

【中条あやみ】よかったです!これからもちょっと変な写真も投稿するので楽しみにしていてください(笑)。

――楽しみにしています(笑)。最後に、今後プライベートで挑戦してみたいことを教えていただけますか。

【中条あやみ】今気になっているのは中国語です。中国は歴史が長くて興味深いですし、文字が漢字なのでなんとなく言葉の意味がわかったりするのも楽しくて。これから習ってみたいですね。

――中国語に興味を持ったきっかけはなんだったのでしょうか。

【中条あやみ】台湾式マッサージのスタッフの方がマッサージをしながら中国語を教えてくださるので、それがきっかけで興味を持つようになりました。あと、香港に遊びに行ったときに、地元の大阪に雰囲気が少し似ていて懐かしく感じて興味が湧いたんです。

中華料理も大好きですし、中国や香港なら住んでみたいなと思って。ただ、中国語はイントネーションがすごく難しくて、「声調」といって音の高低パターンが4つあるんです。意味が違う「あ」が4つもあるので混乱してしまって(笑)。でも、難しい分おもしろみも感じているので、これから本格的に勉強してみようと思います。

取材・文=奥村百恵

◆スタイリスト:加勢翼
◆ヘアメイク:FUJII KIE(THYMON Inc.)

(C) 2024 映画「あまろっく」製作委員会

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